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二次創作時代


ふと二次創作をしていた頃を懐かしく思い、

過去に描いたものを見返したり、

どこにもアップせずに書き貯めていた小説を読み返したりとダラダラな1日。

今読むと、ジャンルごとにちゃんと文体とか変えてて自分えらいぞと思ったりした。


同人やらBLというものに初めて触れたのが、V系バンド公認らしきアンソロ本。

それははっきりBLってワケでも無かったけど、ほんのりした好意とか仲がいいところとかが新鮮で楽しくて、まさかの生モノから突入。小学校高学年の頃。

そこからは自分でも描いたり色んな個人サイトさん見て回ったり楽しかった。

もちろん漫画やアニメも好きだからそっち方面でもあれこれ見てはドキドキしてた。

なんでBLがいいのか、という点だけど、自分の中ではスーッと自然にグラデーションのように馴染んでしまったのもあり、コレ!という理由がパッと出てこない。

禁断の恋、というよりかは、2人で偏見とか障壁乗り越えて愛を育む絆の深さ、みたいなのに惹かれるのかなと。


自分が描いていて楽しいのは、お互いに強く好き合っている姿。

実際のキャラ同士の絡みが少なくとも、妙な繋がりを感じるとくっつけてました。

好き勝手描いて、たまに共感してくれる人もいたりして、

それなりに楽しかったなーと。

二次創作のいいところは他人との「共感・共有」なのかな。

交流が深い方では無かったけど、沼だった時は本当に毎日アドレナリン出てたかもってくらい幸せな感じだった。


本来はグレーゾーンな事だから、後ろめたさを感じるようになり、次第に二次創作が息苦しくなっていってしまった。

このまま続けていって、この先自分はどうしたいのか・どうなりたいのかと冷静になってしまった。

大した夢があるわけでも目標があるわけでも無かったけど。

急に不安になって、キッパリと二次創作から足を洗うことにしたのが約5年前。


SNSですっかり「大・自己顕示欲時代」となった世の中についていけなくなったのが去年。

SNSは辞めて、今は交流は無いけど、とにかく自由気まま。

自分のペースで無理なく、趣味の範囲で好きなものを描き続けられていて、これはこれで幸せ。

同じように息苦しくなって壁打ちになってる人は案外いるっぽいし、

好きなことで苦しまない道を見つけられることは自分の為にいいのかもしれない。

もちろん交流好きな人は交流しながら創作するのが合っていると思う。


話が若干逸れたけど、二次創作はもう公式という神がいらっしゃるので、それで十分満足できるようにもなった。

一次創作だと自分が公式ってことだから、自分すげぇ!みたいなテンションにもなれる。

この先もずっと趣味でマイペースに描いていきたい。


昔から色んな作品に触れてたくさん描いてきたから今の自分があるってことを忘れないよう、たまには過去に描いたものを見返すのも楽しい。


 
 

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